2005-11-28
トマス・マロリー「アーサー王の死」
読了。なぜこの本を読んでいるのかというと、Fateをやったからに他ならないのだけど、数々のファンタジーで見る名前が出てきて、なかなか面白かった。ランスロットとかタクティクスオウガのキャラクタの方が先に浮かんでくるし。もっと前に読んでおけばよかったな。
後半は、表題のアーサー王の話と言うよりは、ほぼランスロットの話になってゆくのだけれど、円卓の騎士の勇壮さとともに、ランスロットへの叶わぬ恋に焦がれ死んでしまうエレインとか、天然っぽく悪女なグウィネヴィア王妃とか、周囲の女性たちも魅力的。古典ではあるけれど、短い章がいくつも続く構成と、独特の言い回しが多くある文体は、意外にも小気味よくてリズムよく読めてしまった。
アーサー王をして自らより強いと言わしめたランスロットは、もしサーヴァントとして呼び出されていたら如何ほどに強かったかなー などとくだらないことを考えてみたり。
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