2005-12-10
宮部みゆき「模倣犯」2・3
読了。2、3巻は2部で、1部の反対側の視点から描かれている。
ある意味、全く予想を裏切らない小説だなと思う。予想もしないような新展開、驚くようなトリック、とかは無い。
ただ淡々と追う警察、追われる犯人、被害者、被害者の家族、巻き込まれた人たち、登場する1人1人までとにかく細かく描写している。
この小説には、ただ1人の主人公というものが存在しない。全員があるときは主人公であり、あるときは傍観者でもある。そういった意味では、この小説の主人公は「事件」なのだろうか。
続きが待ち遠しいぞー。
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