2008-04-29

村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」14巻

X編完結。序盤では前巻に続いてJUDO vs ZXからZXがスーパー1のVジェットを駆って地球へ帰還。そしてメインであるX、ZX vs キングダーク戦へと突入。この闘いでもXの愛機 クルーザーが活躍しており、近年のライダーで不足しがちなマシンアクションを堪能できる。より高速走行が可能な形態へと変形するVジェットの格好良さは異常。やはりバイクあってこそのライダー!
ラスト、宿敵アポロガイストと一体化したキングダークを真空地獄車で退けるX。それを陰から助け最期にたくましく成長した息子へと向ける父の顔。イロイロなライダーがある中で、父と子の絆としてのライダー Xが実に印象的なシーンだった。
朝日を背に皆のもとへと歩みを進めるXの姿とバックに流れている(と考えるべき)「おれはXカイゾーグ」を改めて聴きなおすとまた痺れる。
ライダーの中でも地味と評されることの多いXの面目躍如といったシリーズだった。

[コミック]

« 西尾維新「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」 | ホーム | 皆川亮二「ADAMAS」1巻»

コメント

コメントする



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://worthless.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/492