2005-03-31

曽田正人「capeta カペタ」7巻

フレームはガタがきて曲がらないわ、カペタの身体はボロボロだわ、チームは金銭的に限界だわで、チームカペタのミナルディ化は進行中。それでもカペタの戦う意思は微塵も欠けない。完全な状態でコースに送り出すことのできなかったノブが、コースに出たカペタを見て迷い、悩み、祈り、それでも信じている姿がグっとくる。コース上で戦うドライバーたちだけでなく、チームに関わる多くの人たちがレースを戦っているというモータースポーツの醍醐味を感じさせてくれるなぁ。

今巻の表紙ではライバルの奈臣がマクラーレンのシートに収まっている。隣にはカペタのフェラーリ!毎回この表紙がゾクゾクくる。そう、1巻の冒頭を読んだ時から僕はカペタのF1での活躍が読みたいんだ。
『バリバリ伝説』のグンがMotoGPで世界のサーキットを駆け回ったのを心躍らせて読んだように(頭文字Dも拓海のWRC行きを匂わせつつも峠が終わる雰囲気が無いし)。作者は『昴』での不完全燃焼の過去があるからF1編まで描いてくれるのかが少し心配になってくるけど。次巻は7月発売予定。

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