2006-02-04

大場つぐみ×小畑健「デスノート」10巻

photo
DEATH NOTE (10)
大場 つぐみ
集英社 2006-02-03

by G-Tools

もう10巻なのか、やっと10巻なのか。刊行ペースが異常に速いので個人的には「まだ10巻目だったの」って感じです。
ここ数巻は面白さに陰りが見えていたように感じてたけど、今回はひさびさに膝を打つ展開。動かないことの面白さ、荒事の無い緊張感が戻ってきたなー。
日本に戻ってきて、ニア、メロの出番は落ち着いて、代わりに新キャラ投入。魅上は物語の核に入ってきそうなキャラクタでけど、すんなり最後までキラ側の駒で進むかは微妙な感じがする。清美は...正直以前の印象がないんだけど、また都合よく使われて終わっちゃうのか、それとも化けるのか。
やはり舞台や登場人物の背景が日本にあるほうが、より感情移入ができて良いね。魅上の生い立ちも理解ができるし、月が清美を引き入れる際のホテルの窓から見える東京タワーの夜景なんかは、月の計算高い嫌らしさが実によく見えていい。また続きが気になるモードに入ってきたぞー。

帯にも書いてある実写映画化だけど、やはり期待より不安の方が大きいなぁ。緊張感ある会話劇の魅力がスクリーンにマッチするかは甚だ疑問だし。CGで描かれた(描かれるであろう)リュークは一寸見てみたいかもなー。

[コミック]

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