2006-04-08
七月鏡一×藤原芳秀「闇のイージス」23巻
最近の中ではとくに面白かった。収録された三篇「夏の記憶」「蒼ざめた馬」「6番倉庫の二人」のどれもが、楯雁人の警察官として、人としての在り方に直接的に関係したエピソードだったからだろうか。このところ雁人を狂言回しにしたストーリーが多かったからなぁ。
最近のサブキャラクターたちの中でもペイルライダーは特に良かった。日本に今を生きる自分としては、アスランやサイードの国を戦場にされた者の苦しみよりも、ペイルライダーの持つ弱さや狂気の方がダイレクトに伝わってくるのは仕方のないところだろうな。
作品の中で某宗教団体に似た組織の人間が人権擁護法について語ってるシーンがある。さすがにここまでいい加減なことはないだろうけど、想像すると寒気がするな。
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