2006-10-11
ありがとう鈴鹿。F1日本GPへ行ってきました。
という訳で、先週の土日に鈴鹿サーキットで行われたF1「日本グランプリ」へ行ってきました。
土曜日は名古屋駅を始発で出発して6時半頃に鈴鹿サーキット稲生駅到着。先発してた友人と合流して9時頃にはサーキット入りしました。
今年の観戦席は1コーナー入り口付近のD2席。コントロールラインとピットが遠目に見え、1コーナーからS字の入り口まで見渡せる、入り口下の牛串屋が旨い(笑)と好ロケーション!
予選は前日の睡眠不足がたたってQ1、Q2はマクラーレンの2台が消えた以外はうろ覚え。小雨まじりのQ3はコース入り直後からフェラーリvsルノーの駆け引きが見えて面白かったのと、トヨタがルノー勢を押さえてセカンドローを押さえたのが印象的でした。まぁ、トヨタは予選はいいんだけど本戦は...ってことが多いんだけど。(今年もそうでした...orz)
結果はフロントローをフェラーリの2台が独占!やった!(F.マッサがP.P.なのは予想外だけど)
以降、トヨタ、ルノー、ホンダと同じチームで2台づつ並ぶ状態に。
翌日曜は快晴。早めにスタンドに陣取ってインテグラレース、ドライバーズパレード、往年の名車が出てきてのエキシビションと進行。このG.ベルガー、I.カペリ、鈴木亜久里の3人が当時のF1マシンを駆って行ったエキシビションは熱かった!レイトンブルーのマーチや赤白のマクラーレンなんかは、丁度F1を見始めた頃に走っていたマシンだから懐かしさにたまらなくなりました。亜久里がマシントラブルで途中でリタイアしていたのも当時を思い出してまたよし(笑)
そして迎えた決勝レース。スタート前のエンジン音が一斉に高まる瞬間はやっぱり鳥肌が立って熱くなる。スタートではフェラーリの2台はポジションをキープ。ルノー F.アロンソはトヨタのJ.トゥルーリをかわして3番手に浮上したものの、前にはR.シューマッハの壁。M.シューマッハは3週目にチームメイトのF.マッサを予定通りにかわしてトップに立つ。その後、F.アロンソが猛追してくるもののM.シューマッハとの差は1定以上には縮まらなず、完全にフェラーリの想定通りの展開。この時点でかなりガッツポーズ。
がしかし...レースも中盤から終盤に差し掛かって、このままのポジションで進むのかと思われたところに、突然目の前の大型モニタに映し出された、白煙をあげてスローダウンする赤いフェラーリのマシンとその横を追い抜いていくルノーの青いマシンの映像が...。
M.シューマッハ、デグナーでマシントラブルのためリタイア。スタンド全体が状況を把握してきた頃、あちこちからため息のようなものが聞こえた気がしました。ある意味このレースで1番サーキットに一体感があった瞬間。どのチームのどのドライバーのファンにとっても、このレースの柱はやっぱりM.シューマッハだったんだなと思った瞬間。
その後、自分はなんだか虚脱感のようなものに襲われて、残りのレースは緊張感を失ったまま見ていました。
結果はそのまま余裕でトップを快走したF.アロンソがトップでチェッカーを受けて優勝。2位にF.マッサ、3位にJ.フィジケラ。これでF.アロンソが10ポイントのリードになって、M.シューマッハのチャンピオンシップ制覇は限りなく厳しい感じに...。有終の美を期待していただけにガックリです。嗚呼。
日本勢は、トヨタの相変わらずのいつのまにかズルズルと下がっちゃうっぷりと、スーパーアグリのスパイカーにも水を開けられる戦闘力のなさっぷりが印象強かったです。唯一の救いはホンダのJ.バトンが堅実な走りで4位入賞を果たしたくらいでしょうか。それでもトップチームに何かアクシデントがないと優勝は厳しそう。ジャパンパワーもフジテレビが煽ってるほどにはまだ期待できなさそうですね。
今年の鈴鹿は、予選日で去年の決勝日なみ、決勝日はありえないくらいの大勢の人出で、とにかくどこもかしこも混んでるって感じでしたね。グッズも軒並み売り切れで、決勝日のレース後にはパンフレットまで売り切れになってました...。やっぱり鈴鹿に思い入れを持っているファンって多かったんだなぁ。
鈴鹿で20回行われた日本グランプリの中でたったの3回しか行っていないのだけれど、気持ちよく観戦させてもらったこのサーキットで再びF1を見てみたいなと心から思います。ありがとう鈴鹿サーキット!
来年の富士スピードウェイへ行くかは未定ですが、「日本グランプリ」の名を冠する以上は素晴らしいレースにして欲しいと思う一方、隣のブロックにいたトヨタの大応援団の統率されっぷりを見るに、観客席にあまり強く企業色が持ち込まれるのは正直イヤだなと思ったりもして微妙な心境です。一体どんなレースになるんだろうか。
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