2005-01-17
「無限のリヴァイアス」見終わりました(今更...)
@niftyのバンダイチャンネルで、かなり今更なんですが1999~2000年放映の『無限のリヴァイアス』全26話を見終わりました。TVシリーズのアニメーションを最後まで見たのはひさびさです。
ここまで希望の無い最悪の話を、最終話直前まで描ききった最高のスタッフに乾杯。
以下、ネタバレを含む感想。
SFメカアニメーションとしては異例の「普通の人」(少なくとも多くの主人公たちはどんな問題を抱えているヤツでも戦闘になると必要とされていたが、彼にはそれすらない)を主人公に据えた話は、小難しいSF設定をポイっと投げ捨てて見ると純粋な群像劇でした。
「宇宙船内という閉鎖空間での生々しい人間関係と、極限状況下における衝撃的なドラマ展開」とオフィシャルにはあるけれど、リヴァイアスという道具立てによって極端にディフォルメ化されているだけであって、語られるのは日常に普通にある光景ではないだろうか。それだけ現実の中で生きていくのはキツい と。
そんな中で、とりたてて取り柄がある訳ではない主人公が25話で出した結論は、あたりまえのことだけど未来を感じるというか夢があるよね。
ラストは「甘い」と見るむきもあるかもしれないけれど、主要なキャラクタを全て殺さず、彼らに未来を託したのは素晴らしい決断だったんじゃないかな。人がたくさん死ぬ作品ならいくらでもあるんだし。楽しくはないけど面白い作品だったです。
この時期は丁度、『カウボーイビバップ』も終わって『∀ガンダム』を最後にガンダムシリーズも沈黙し、ポッカリとTVアニメーションを見ていなかったんですよね。家に居ながらにして昔の名作が見られるのはとっても便利ですね。
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