2007-02-12
池永陽「コンビニ・ララバイ」
読了。小さな街の小さなコンビニ「ミユキマート」を舞台にした連作短編集。
ありがちな人情ものかなと読み始めたところ、意外に重い背景を持った登場人物が多く、物語もバリエーションに富んでいて面白い。
どの話もラストは少し苦く、そして心温まる感じに上手くまとめられていて、正直出来すぎな感じがするけれど、まぁ悪くはないかな。
しかし、どの話も最終的に男と女の話に落とし込んでしまうのは如何なものかと。
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2007-02-11
海洋堂 Fate胸像コレクション「双剣【凛】」「剛刃【イリヤ】」
メディア横断企画としてTYPE-MOONと海洋堂がコラボレーションしたFate胸像コレクション。それぞれ店頭での一般販売ではなく、雑誌付録やゲームの予約特典として順次発売されていく予定になっている訳ですが、そのうち少年エース3月号とコンプティーク3月号の2誌が店頭に並んでいたので、完全にオマケ目当てで購入してきました。
原型制作が海洋堂ということでかなり期待してたんですが、その期待に違わぬ良いものですね。
それにしてもコンプティーク買うのなんていつ以来だろうなぁ。昔は麻宮騎亜さんとか描いていたような気もするんだけど、いつの間にか18禁ファミ通みたいになっていて驚きました...。
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2007-02-10
アイマス2周目「あずさとちはや」。
アイマス2周目、三浦あずさと如月千早のコンビ「あずさとちはや」は、最終的にファン数45万人のCランクで終了。千早がノーマルレッスンでもテンションを下げるし、朝の挨拶でもほとんどテンションアップしないのでテンション維持が難しかった。ボーカルキャラの2人なだけに歌いあげる系の曲は綺麗に聴かせてくれましたね。「蒼い鳥」とかなかなかよろしい。
ファン増加数30000人前後のオーディションはぼちぼち合格できるようになってきたものの、ファン増加数50000人以上で合格枠1のオーディションに限ってはつまらないミスをして落としてしまうことが多い。プレッシャーに弱いなぁ...。
次は萩原雪歩と菊地真の16才コンビでプレイする予定。目標はランクB突破で。
公式ホームページでダウンロードコンテンツの第2弾が発表になりましたが、学生服が1000マイクロソフトポイントというのはいくらなんでも高いよ!これまでだってメルアドと追加のコスチュームで3000ポイントぐらい使っているというのに(;´Д`) 懐に優しくないゲームだ...。
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2007-02-09
三崎亜記「となり町戦争」
読了。「地域振興」として淡々と遂行される戦争。兵士が街中を駆け回る訳でもなく、爆撃機が飛び交う訳でもない、それでも日々の生活の場が実は戦場となっているという発想はなかなか面白い。物語としては、主人公にもヒロインにもあまりに感情移入できず、捉えどころのない平坦な展開と相まって最後までスッキリとしない。
本編よりも、巻末に収められた別章の方がこの作品の語りかけたいことを端的に表しているように思う。
「あなたは、わからないふりをして、現実を見ないようにしているだけではないですか? めぐり巡って、あなたは誰かの死に手を貸しているのかもしれませんよ。要はそれを自覚しているか、していないかの差だけです。」
という作中のキャラクタによる問いかけは覚えておこう。
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2007-02-08
デイヴィッド・ハンドラー「ブルー・ブラッド」
読了。個人的に大好きなデイヴィッド・ハンドラーの新シリーズ。今シリーズの主人公は人付き合いが苦手で映画館の暗闇が最も落ち着くという小太りの映画批評家、ミッチ・バーガー。
スタイリッシュな元流行作家、スチュアート・ホーグがゴーストライターとして著名人の裏側を探る「ホーギー・シリーズ」ほどの派手さはないものの、ビッグシスター島のゆったりとした時間の中でもハンドラーらしい、温かく、ウィットの効いたテンポ良い語りは健在。素晴らしいです。
日本では評価がいまひとつなのか過去作品を探すのが大変であまり多くの人に読まれていないのが残念。
本国では既に5作目まで刊行されているらしいので、順次翻訳されるのを待ちたいですね。
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突風アイドルを目指せ!
漢だらけの肉ダルマ祭りな『Gears of War』に続いて我が家のXBOX360は『THE IDOLM@STER』でフル回転中です。当初は買うつもりなかったんですが、フレンドリストがアイマスだらけの状況を見るに、これはやっておかないとな気分がモリモリと盛り上がってきて気付いたら手に取ってました。アーケード版は未プレイ。
基本、簡単なミニゲームとギャルゲーっぽいアドベンチャーパート、対戦音ゲーっぽいオーディションの繰り返しな訳ですが、その単純さ故にいつの間にかキャラクタに感情移入していて、ダンスでこけたら思わず応援したくなったり、ノーミスで踊れたときは拍手してあげたくなったりして......ハマってますね。
1周目はツンデレお嬢様キャラな水瀬伊織を選択、当初オーディションの2ページ目に気付かずにファン増加数5000~7000人のオーディションばかりをやるという失敗をやらかしたものの、最後の週でなのとかファン数10万人を越えてDランクで終了。
現在2周目を三浦あずさと如月千早の地味なコンビで進行中なんですが、今度はなんとかCランクを目指していきたいですねぇ。
燃えと萌えなゲームを立て続けにプレイしてみて、つくづく今のXBOX360らしいなと思ったり。良い意味でも悪い意味でも極端なんだよなぁ。
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2007-01-31
mixiミュージック2000曲行ったー。
昨年の6月からmixiで新しく導入された『mixiミュージック』。iTunesで再生した曲を自動的にカウントしてリスト化してくれるのが面白そうで、翌7月には導入してたんですけど、本日やっと曲数のカウントが2000曲までいきました。12月にiPodで再生した曲も送信できるようになって、一気にカウントが進むようになりましたね。
ゲームでもそうだけど、こういったちまちました行動のデータをリスト化して後から見て一人でニヤニヤするのが好き。FFVの物知りじいさんとか。
で、その2000曲目はJimi Hendrixの「Little Wing」でした。次は狙ってUNDER17とか聴こうかな。

- Experience Hendrix: The Best of Jimi Hendrix
- Jimi Hendrix
- Universal International 1998-11-03
by G-Tools
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楡周平「フェイク」
読了。大学を卒業したものの内定をもらえず、銀座の高級クラブ「クイーン」でボーイとして働き始めた主人公。ライバル店から移籍してきた摩耶ママと破格の条件で彼女の運転手を務める契約を結んだところまではラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて...。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか?
銀座の夜の街を舞台にした軽妙なコンゲーム。総じて男は情けなく、女はしたたかに描かれています。特に主人公は一際情けなく、「銀座の夜の街とコン・ゲーム」というキーワードから連想するタフさやスタイリッシュさは全くないですが、その情けなさに妙に親近感を感じて入って行き易かったです。
前半では「銀座の高級クラブ」なんていう日常から縁遠い場所の描写がとても興味深く、一転して後半、如何にして金を巻き上げるかという部分では主人公たちの取った手段は全く予想できずに、そう来るかと膝を打つ思い。
カバー裏にあった「抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム」というアオリは正直言いすぎだろうとは思うけれど、勢いもあってラストまでぐいぐいと引っ張る良作で、特に後半の仕掛けは素晴らしいですね。もう少しマッチョな作風かと思っていた作者ですが、意外にオチまで含めて爽やかな内容でした。
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2007-01-22
Gears of War参戦
有楽町のビックカメラにてXBOX360の『Gears of War』の通常版を購入。少しだけやってみましたが噂に違わず凄いですね。画面のクオリティは今まで発売されたXBOX360のソフトの中で1、2位を争う素晴らしさ。
難易度の最も低いCASUALで始めたものの、最初の激戦区となる広場で突っ込み過ぎて早々と死亡。難しいわコレ...。昨年末から同じTPSの『ロストプラネット』をプレイし続けていたので余裕かと思いきや、全く感覚が違いますねぇ。『ロストプラネット』の突っ込んでいってプレイヤー1人の動きでなんとかする由緒正しいアクションゲーム的なヒーローっぷりに比べると、『Gears of War』の方はいきなり戦場に放り出された一兵卒そのもの。十字砲火の中にちょっとでも突っ込んでいこうものなら容赦なく蜂の巣状態で、より地形や部隊を意識したプレイが求められるようです。過去にこういったタイプのFPSをプレイしたことの無い身としては苦戦すること必死。それでも1つ1つのアクションは実に小気味よく、理不尽なやられ方はしないのですぐに投げ出したい感じにはなりませんね。これはハマりそうだ。
ところで日本では徹底的に無視され続けたXBOX360も、現在ではレジ前の比較的よい場所に棚を確保して頑張っておりました。シェアではまだまだ勝負にはならないものの少しづつ認知はされてきているのかと、ユーザーとしては嬉しいところ。
それに比べて店頭で店員の叫ぶ「PS3販売してまーす」の声が寒空に空しく響くこと。最近ではどこへ行っても在庫を目にすることが多くなりました。ゲームソフトも3月までに20タイトル余りしかリリースがなく、頼みのBlu-rayもタイトルの数が揃わない現状では、何を売りにしていけば良いのかと店員に同情もしますねぇ。
思えばXBOX360も、うちで本格的にメインのゲーム機となったのは『DEAD RISING』の発売された10月以降からだったし、発売直後のゲーム機なんてこんなもんじゃないかって気もします。なんというか過度に煽りすぎなんだよな。
『Gears of War』のオンラインへはストーリーをある程度進めてから参戦する予定。しかし、『ブルードラゴン』も終わってないし、『カルドセプトサーガ』もまだカードコンプしていないし、積みゲーがたまっていくなぁ...(;´∀`)
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2007-01-21
森博嗣「四季 秋」、「四季 冬」
読了。昨年の年末に読み終わってました。
秋の方はS&MシリーズとVシリーズ、2つのシリーズに渡って仕掛けられた最大の謎が明かされる解決編。シリーズ通しての読者にとっては最後に受けるカタルシスは計り知れないかと。素晴らしい。何を書いてもネタばれになる気がするので内容については言及しにくいですが。
冬の方は、再び時間を超越して真賀田四季博士の内側の世界へと。非常に観念的ではあるけど、実に「四季」シリーズらしい語りだった。しかし、これはもはやSFですね...。個人的には四季の語りは理解はできないけど十分に楽しめました。
四季とそれを取り巻く謎についてはとりあえずこの4冊で答えが出たはずなので、作者の次シリーズがどこへ進んでいくのか楽しみな反面、心配でもありますね。この「四季」シリーズも他の作品を読んだという前提の上に成り立っている気がするし。もはやミステリとして書かれてはいない「森文学」はどんどんと敷居が高くなっているような気がします。ファンは良いけど一見のお客さんは入ってこれないような...。もういちど初期の頃のような物語と謎でぐいぐいと引っ張っていくミステリも読んでみたいところです。
内容とは関係ないんですが、「四季」シリーズの文庫は表紙デザインがとても美しくて良かったですね。4冊並べたときになんとも言えない満足感があります。書店で平台に4冊並んでいるのを見るとなんだか嬉しくなったり(笑)
あと、これも内容とは関係ない話ですが、巻末に読者の感想を載せるのはとても見苦しい感じがするので以後は止めて欲しいですねぇ。狙いが全くわからないです。
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