曽田正人「capeta カペタ」12巻

全日本カート最終戦。これまで様々な問題を抱えてサポート的には底辺の環境で戦ってきたカペタが、ワークスのサポートを受けて見せる最高の走り!特に志波をパスしてからの数周は、カート編の締めくくりにふさわしい盛り上がり方。戦略を駆使したクレバーなところも必要だろうけど、やっぱり誰よりも速い「カペタ」の姿が一番気持ちいいな!

もう1つの見所は、フォーミュラステラにスポット参戦した奈臣。
カートではカペタに対して1歩も2歩も先を行っていた奈臣がフォーミュラデビュー戦ではガチガチに緊張してスタートを失敗しちゃったり、スタンドのモナミを探して気合いを入れなおしたりするあたりに、登場した頃のクールで隙のないキャラから人間味のある熱いヤツへといい感じに育ってきたなと一寸嬉しかったり。なんか、カペタだけじゃなく奈臣のレース人生も気になってきましたね。2人のライバル対決が実に楽しみです。

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2006-10-06

七月鏡一×藤原芳秀「闇のイージス」25巻

マーキュリー刑務所編後半。戦いの前に束の間の戦友たちと酌み交わす酒って、それだけで盛り上がるシチュエーションだなぁ。終盤の楯と甲斐が戦友たちに見送られてムライを追うシーンとか、甲斐の「俺がもし行方知れずで、生存の希望が消えたときは...雪の降っているところを捜せ」って台詞とか、実にハードボイルドで痺れるな。マーキュリー刑務所編はイージスの中でも特に男臭く、良いエピソードだった。
次巻は繋ぎの話になって、蝶編はその後くらいにまた動きだすのかな。ラストに敵役が勢ぞろいしてたので物語も終盤に近づいていると思うんだけど。

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2006-09-22

園田健一「ガンスミスキャッツバースト」3巻

新刊。ストーリーのメインはアメリカンV8による公道レース!登場する車種はラリーの新しい愛車コブラIIにACコブラ、マッハ1、コルベット、ダッジ・チャージャーというたまんない内容。嗚呼ヨダレが。
ラリーの以前の愛車GT500は、名車中の名車で実に主人公らしかったのでそのまま新しいの探してくるのかなと思ってたら、いきなり新しくエンジン換装したコブラIIに乗り換えてしまって意表を付かれた。割とマイナな車だと思うけれども。
なんか新シリーズになってから、以前よりもよりディープによりハードになって時代に逆行してるような気がするけれど、そこがまた良いな。

全然関係ないんだけど、マスタングのニューモデル(とは言っても本国でのデビューは2年前だけど...)がこの秋から正式に日本に導入されるんですよね。この新型のスタイルが昔の面影を残しながら上手く現代風にリファインしてあって格好いいんだよなー。日本では1番安いグレードでも390万円からと全くもって高額で手も足も出ませんが。本国では20,000$以下のモデルもあると言うのに!まぁどちらにせよ買えないのには変わりは無いんけどね...。
早く日本の街中でも見てみたいものです。

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2006-09-15

ヒラマツミノル「アグネス仮面」8巻

photo
アグネス仮面 8 (8) (ビッグコミックス)
ヒラマツ ミノル
小学館 2006-08-30

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完結。発売されていたのに気がつかなかった。最寄りの書店だと置いてなかったし。
読み終わって残るのは、最後までマーベラス虎嶋の一人舞台だったなという印象。これは現在のボンバイエの人にも通じる歯痒さというか。
コミックだからこそ、(一応)フィクションだからこそ見せられる昭和のプロレス論は、プロレスファンとしては読んでおいて損はないと思います。それだけに最後がなんだか中途半端な終わり方になってしまったのは惜しかったな。

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矢沢あい「NANA」16巻

新刊。ノブの短編が収録されているのでいつもより厚め...というか普通の単行本よりいつも厚いような気がする。
所々に描かれる未来の姿がはっきりとしてきたと言うか、オイオイ冒頭のシーンはなんだよと。
物語自体は大きく動かず。ナナの過去が徐々に暴かれていってって展開になるんだろうけど、引っ張るなぁ。現在の話よりも結末がどうなるかが気になってしかたなくなってきました。
レジでNANAとアグネス仮面を一緒に出したときの、店員さんのなんというか変な視線が居心地悪かったです...。

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2006-08-29

清水栄一×下口智裕「鉄のラインバレル」4巻

冒頭の衛星兵器vsラインバレルのシーンはロボットものとしては外せないくらい王道であり燃える展開。
vsヤオヨロズ戦はラインバレル、ディスィーブ、ヴァーダントの共同戦線が見もののだけど、夜戦ということもあって若干状況が見辛いかな。メカは素晴らしく格好よいんだけど、キャラに魅力が薄いのが一寸惜しいかなぁ。熱いライバルが欲しいところだ。
敵グループもキャラクタが出揃ってきたし、最後のコマの引きはなかなかにおいしいのでこの後の展開が楽しみです。

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村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」10巻

四国編突入。瀬戸大橋上でのライダーマン 結城丈二の悲壮なる覚悟に痺れる。
ヒルカメレオンに向かっていく滝の「生身でもがくのが筋ってもんだ!!」という台詞に集約される、滝や完全な改造人間ではないライダーマンがバダンに立ち向かっていく姿は、孤独なヒーローとしての仮面ライダーたちとはまた違った熱さを感じさせてくれる。むしろ「仮面ライダーSPIRITS」の中で描かれようとしてるのはこっちの方が大きいのかもしれないな。

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木尾士目「げんしけん」8巻

笹原と荻上がカップルになるまでの話。荻上の腐女子ならではのトラウマが話の軸になっているとは言え、だんだんオタクとは関係なくなっているような。
笹原は決めるべきところをキッチリと決めて男っぷりを上げているのに、2人の初デートで結局ギャルゲ的な思考になってるのはらしくて笑えます(笑)それに対して荻上が帰りの電車の中で見せるちょっとした表情にはドキっとさせられて、笹原の「女ってすげー」っていう心の声にただただ頷くしかないというか...。
今巻は、笹原の告白を強力にプッシュしてる春日部さんと大野さんといい、漫研の3人組といい、女性キャラの存在感が際立っていて他の男性陣の影がほんと薄いよ...。
このぬるいオタク的日常も次巻で終了かと思うと寂しいなぁ。

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2006-07-23

若木民喜「聖結晶アルバトロス」2巻

1巻に比べてパワーダウンした気が。説明にページを取られて展開が遅いのとアクションシーンが単調なのが一寸気になるかな。
新しく登場したピジョンはキャラ的にもお姫様の良いライバルになりそうなので、その辺りを軸に行けば面白くなりそう。なにせ「銀」のモノバイルだし、やっぱりメジャな元素の人には期待してしまうね。ビジョンに仕えるナイト役とアルバトロスに仕える?ナイト役のユウキとの対決とか、ベタだけど熱そうなんだけど。
元素周期表を元にモノバイルが当てはめられている設定が出てきたけど、連載終了までに全員出てこれるのか心配だなぁ。

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荒川弘「鋼の錬金術師」14巻

photo
鋼の錬金術師(14) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス 2006-07-22

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通常版を購入。今回の表紙はえらく格好いい!とりあえずこの巻でvsホムンクルス編も一段落かな。ラスボスっぽいのがラスボスっぽくバカ強いので、何かイベントが無いと倒せそうにないしなぁ。
最後のホークアイ中尉の引きは、今まで陰謀の中心からは外れてたキャラだけに意味ありげで気になるな。次がイシュバールの回想でこれが11月発売予定だから、単行本派は本編の先を見るのには半年以上かかるのか...長いよ。
相変わらず表紙裏のネタでは思いっきり笑わせてもらった。真・エンヴィーさんにこんな隠された力が(笑)

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