2005-08-24

石田衣良「LAST (ラスト)」

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LAST (ラスト) (講談社文庫)
石田 衣良
講談社 2005-08-12

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『池袋ウエストゲートパーク』シリーズの作者による、タイトル通り「LAST」をテーマにした連作集。ネタ自体は新聞の三面記事か週刊誌に載った記事の裏側を想像したようでチープ。しかし、それがあまりに日常にありそうな光景だけに、読んでいると足元が液状化していくような不安感に苛まれた。1番好きなのは、食い詰めたカメラマンが児童買春する男を撮影させられる「LAST SHOOT」かな。
崖っぷちな登場人物の追い込まれた果ての瞬間を切り取って描かれているだけあってキレはいい。

新橋駅前のSL広場に立つサラ金の看板持ちの最後の勝負を描いた「LAST BATTLE」なんかは、普段何気なく見ている光景が、1つの大勝負につながる舞台になっていて、その発想力はさすがだなぁ。

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2005-08-17

矢沢あい「NANA」13巻

ナナとハチが直接話しするのなんていつ以来だろう。昔と同じように見えて、少しづつすれ違う何か。相変わらずキャラクタたちを徹底的に虐めるよな。修羅場とか、麻薬とか、リストカットとかetc.常に悲劇的なエンディングを暗示するシーンがあるのは応えるなぁ。

で、BlackStone買ってきた。NANAのせいでかなり売れちゃったんじゃないのか。これはバニラフレーバーでかなり甘ったるかった。

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2005-08-16

第3次スパロボα#4

37話「果て無き旅路の始まり」まで。

あまり進んでない...orz

以下ネタばれっぽいです。

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2005-08-08

第3次スパロボα#3

27話「勇気ある者達の誓い」まで終了。

スパロボな週末。終始ニヤけっぱなしでプレイしてます。

以下ネタばれっぽいです。

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2005-08-07

矢島正雄×中山昌亮「PS 羅生門」9巻

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PS-羅生門 9 (9) (ビッグコミックス)
中山 昌亮
小学館 2005-07-29

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最終巻。「警察」って舞台を通して、人の嫌なところを散々描いて、でも人の暖かいところを見せて、また人の最低なところを描いて、淡々と進んでいく物語は秀逸だった。
終わっちゃうのはとても残念だなぁ。

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霜月かよ子「C-blossom」1巻

福井晴敏原作で、『亡国のイージス』の如月行が出ているっていうので買ってみた。
福井晴敏×少女マンガ っていうのは想像し難いところだけど、1巻では、少女マンガ率高め、福井率低めという感じ。
亡国のイージスのキャラクタを借りているけど、追われる少女とそれを護る少年という物語はむしろ『川の深さは』のマンガ版といった感じかも。エッジの利いてコントラストのハッキリした画は、田島昭宇なんかに少し似ている。

福井作品の魅力は、細かいディテールの徹底した積み重ねが作りだすスケールの大きな舞台の中にある、ヒロイックで浪花節な物語だと思う。そう考えると案外に少女マンガとも親和性が高いのかも知れないな。背景の大きさが描ききれないと、ステロタイプな物語に落ちそうな気もするけれど。
今巻の中だと、電車の中のシーンで行が香奈に「今のオレに、絵を描く資格はない」っていった後に見せる、寂しそうな笑顔とかグっとくるところなのかなー。

福井作品には、強く純粋で脆くもある青年と同時に、世間を知って人情のある違った意味で強く熱い中年の親父が欠かせないけれど、これから先どう出てくるのかな。

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第3次スパロボα#2

17話「ディスコードハーモニー」まで終了。

以下ネタばれっぽいです。

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2005-08-01

第3次スパロボα#1

待望のスーパーロボット大戦最新作、そしてαシリーズ完結編となる『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』が発売になりました。今回の新規参戦は「機動戦士ガンダムSEED」「マクロス7」「電脳戦機バーチャロン・マーズ」。継続参戦のガオガオガーはOVAまで収録されている模様。再登場組には復活の「イデオン」!と「トップを狙え」が!!。やっぱりガンダムSEEDの参戦は現在続編も放映されている作品なので嬉しいですね。リアルタイムで見ていたときはブツブツ言いながら見ていた気もしますが(笑)

とりあえず立ち上げて度肝を抜かれるのはオープニングムービーが気合入りすぎ!登場作品数が半端なく多いこともあって、もの凄く長いです。

悪魔絵師 金子一馬さんデザインの主人公機に惹かれてリアル系男主人公でスタートして、現在10話まで終了しました。

以下激しくネタバレを含みます。

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2005-07-31

園田健一「GUNSMITH CATS BURST」1巻

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GUNSMITH CATS 新装版(1)
園田 健一
講談社 2005-07-22

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しばらくアフタヌーン本誌を読んでいなかったら、いつの間にか『GUNSMITH CATS』の新シリーズが始まっていたらしい、というかもう単行本まで発売になっていたのか!(遅れすぎ) という訳で新しく出た新装版と一緒に買ってきました。

もとの単行本の1巻目が発売になったのは15年も前なんですが、今読んでもやっぱり面白いです。作画、ストーリーともに全く古さを感じさせないのが凄い。
女の子に銃に車に「男の子」の好きそうなものを詰め込んで、全編スピード感溢れるガンアクションとカーチェイスとちょっとHなシーンもありという過剰なまでにエンターテイメンなマンガですが、細かなディテールがしっかりと書き込まれて軽妙だけど決して薄くはない。
BURSTは前シリーズからそのまま続いているので、ラリーやミニー・メイの新たな活躍が見られるのが嬉しいです。

本編の長編も面白いんですが、個人的には最初にある読みきりの方が特に好き。終わり方とか、ふくらませれば1時間のTVドラマになりそうです。
感覚的には『刑事ナッシュ・ブリッジス』(こっちはプリマス・クーダを駆る、親父2人の刑事ものですが)とかの、アメリカのTVシリーズのアクションものに近いかなー。

新装版はこれから毎月刊行で全4巻の予定。BURSTの次巻が11月発売予定です。

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2005-07-30

ヤマト S・I・F カウボーイビバップ

ヤマトのストーリー・イメージ・フィギュア「カウボーイビバップ」。1BOXでノーマル6種はなんとかコンプしました。

このシリーズ買うのは初めてだったのだけど、思いのほかデカイです。

それぞれ「動き」のあるポーズがキマってるし、大きめのベースも付属して存在感があります。
難点は、並べたときに統一感がないことと、顔が似てないことか。顔は造形というよりペイントで印象を悪くしているような気がするなー。

中ではエドが1番デキが良いような。コンピュータの箱とかナップザックの中のアインとか細かいところで気が利いてます。フェイも角度限定でらしい表情に見えます。男キャラは顔が似てないのと微妙なポーズがいまいち...。でもこの時期に新しいビバップのフィギュアが手に入るだけでもファンにはかなり嬉しいところです。

さすがに来月発売のゲームはかなり危険な香りがするのでスルーすると思いますが。

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