2004-11-24

木尾士目「げんしけん」5巻

ぬるーいオタクサークルの日常が心地良い。いつの間にかアニメ化もされてしまったようで人気みたいです。今巻ではコミフェス参加話が中心になってますが、ツボだったのは斑目が服を買いに行く話し。どこいってもゲーセンいくと自分のテリトリに戻ってきたみたいで落ち着くのは近いところあるかもなー。
夏コミ本完売で大団円へ向かうのかと思いきや、最後までぬるーく行くのはある意味「げんしけん」らしくていいかな。

あ、くじアンの栞は会長でした。

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2004-11-22

荒川弘「鋼の錬金術師」9巻

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鋼の錬金術師 (9) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス 2004-11-22

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鬱っぽさ全開です。ロス少尉の件にしては僕は穿って見ちゃうけれど、エルリック兄弟にしてみればマーテルもヒューズ中佐もロス少尉も守れなかった負け戦の連続で、ひたすら前に向かってきた自分の決断にもやっぱり自信が持てなくなっちゃうよなー。兎に角出口が見えない。救いなのはバリー・ザ・チョッパーの突き抜けたキャラクタ。このイロモノにこんなにも救われるとは思ってなかった。
次巻は、おまけのウソ予告みたいになってると良いなぁ。

いつものカバー裏コーナーはウォドム?みたいなアルフォンスが...。微妙に可愛い?

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2004-11-18

曽田正人「capeta カペタ」6巻

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capeta カペタ 6 (6)
曽田 正人
講談社 2004-11-17

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カペタも中学生になった。順調にステップアップしているようで、ライバルとの差は縮まってもいない。
奈臣の言う「レースをやる環境を作っていくのもドライバーの仕事」という言葉は現実だし、実際F1でもジョーダンやミナルディなんかのドライバに求められるのは「速さ+スポンサ」。それでも乗れなければ技術は示せないし、上位のチームに引っ張られる可能性も無いのだから、それが現実だって言えばそのとおりな訳で。
だからこそ、コース上の速さだけでここまで上がってきたカペタに僕は夢を見る。誰よりも速く走るヤツがカッコイイ、それがレースの大原則だと思うから。

いつのまにか同級生のノブがカペタのマネージャになっている。カペタがF1に挑戦するときには、フランク・ウィリアムズとかロン・デニスみたいな大物を向こうに回して戦う日本人のレーシングマネージャに...そんなキャラクタになってくれたらシビれるだろうなー。

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2004-08-21

曽田正人「capeta カペタ」5巻

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capeta カペタ (5)
曽田 正人
講談社 2004-08-17

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新刊です。始めてのレースで待ち受けるのはライバルチームのチームプレイ。そして、それすらも越えて行こうとするのは純粋に気持ちよく走りたいと思う心。

次巻では4年後、カペタは中学生になって現れるようです。若手の台頭が目覚しい最近のF1、2001年にデビューし昨年最年少優勝を飾ったフェルナンド・アロンソは弱冠22歳です。
そういえば1巻ではフェラーリに乗っていたカペタも、5巻の表紙ではマイルドセブン ルノーのシートにおさまっていますし、10年後に今度はF1の舞台でポディウムの頂点に立つ姿が見られるのだろうかもしれないですね。それだときっとベネトン(現ルノー)→フェラーリでM.シューマッハの再来だな(笑)

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2004-08-11

矢沢あい「NANA」11巻

最新刊が書店に並んでいたので買ってきました。
割りとフツーに少年誌とかで育ってきたので、少女マンガなんて読んだことなかったのですよ。累計1600万部の大ヒット作だけど、書店の棚に並んでることすら気づかなかった。
今年になって人に薦められ1巻を読んでみて、翌日に当時の最新刊だった9巻まで一気に買いに走りました(笑)
女子はこんな濃いものを読んでいたとは...。

アメとムチの使い方が上手いんだ。一瞬、彼方に幸せを見せて、現実は益々その幸せから遠ざかっていく。
キャラクタたちの強がってた部分が剥がれ落ち、カッコよかった彼らはどんどん弱くなっていって、読んでいて痛い展開が続くのが少女マンガのニーズだとするなら、殴り合ってるだけの少年マンガより残酷だなー と思う。
でも、だからこそ、全く目が離せない。
物語りの終幕から語りかけるようなナナのモノローグが好きです。

しかし、この本レジに持っていくのなんだかえらく恥ずかしいな。

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2004-07-22

荒川弘「鋼の錬金術師」8巻

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鋼の錬金術師 (8) (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス 2004-07-22

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とにかく待望の8巻です。(帯の宮部みゆきさんの言葉より)

ますます物語の核心に迫ってきておりますが、基本は極めて鬱。
でも、新キャラクタの2人がともに明るいし、これまで出てこなかったタイプなのでまた面白くなっていきそう。バリー・ザ・チョッパーがこんなにいい味出してるキャラクタになるとは思ってもいなかった(笑)
リンの部下の女の子は結構カワイイかもしれなイ...。

しっかし一気に売り尽くしてしまおうかという鬼気迫る全方位展開は凄いですね。

とりあえず折り込みのチラシの入っていたものは、「PS2用ゲーム2本」、「GBA用ゲーム1本」、「フィギュア付きミニブック」、なぜか「シルバーアクセサリ」、もう「来年のカレンダ」などなど、年末にはライブイベントもやるんですか。あと来年の夏には映画化決定とのことで、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこの事なのかなぁ。

そんな中でもやっぱり楽しみなのはコミックス。次巻は11月予定だそうですよー。(購入された方はカバー裏もお忘れなく。増田くん良いと思うぞ)

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2004-06-23

木尾士目「げんしけん」4巻

とある大学の現代視覚文化研究会なるオタクサークルの日常をと描いたマンガ。1度でもそういった集まりにいたことのある人間なら、「あーあるある」って光景が全編に描かれています。
なんとなくこんな学生生活を送った僕にとっては、ある意味リアルな青春マンガ。

今巻では散りばめられたオタク的な記号と日常にニヤリとする部分は今まで通りながらも、少しづつドラマ部分に軸足が移ってきているかなという印象。主人公だったはずの笹原はオタク成長記が一段落したせいか、ストーリー進行役に巧く使われて影は薄くなっています。その辺に自己投影して読んでいた部分が大きかっただけに、この先どういった方向に進んでいくのか楽しみでもあり不安でもありです。

オタク的小ネタを散りばめながら学園生活を生暖かく見守るマンガと言うと、ゆうきまさみさんの『究極超人あ~る』を思い出します。「あ~る」が80年代的なら、「げんしけん」は90年代の姿だろうか。
ゆうきまさみさんは大好きなマンガ家の1人なのでそのうち何か感想を書きたいですね。

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2004-06-05

七月鏡一×藤原芳秀「闇のイージス」16巻

昔、少年サンデーで連載されていた「ジーザス」と世界を同じくするマンガ。
今巻ではここまでのストーリーの核となっていた「蝶編」がクライマックスを迎えました。

海ほたるに楯、ジーザス、ゼロ、SATそしてバタフライと全ての役者が揃う。盛り上がる......のですがちょっと消化不良気味かもしれない。主要キャラクタの見せ場がどれも中途半端で、もっとジックリ読みたかったな。
巻末にはジーザスの物語前の話も収録されていました。

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2004-06-03

青山広美「格闘太陽伝ガチ」11巻

数少ない総合格闘技(要はPRIDEとかUFCとか)のマンガです。
今巻では各界最強の現役大関が総合格闘技に参戦 というストーリなのですが、プロレスラと力士の立合いとかコレが見たいんだよ!というところをキッチリとやってくれるのが嬉しいですね。リアルな技術の攻防とマンガ的なケレン味が良いバランスで描かれていると思います。
必殺のスープレックス「ドラゴンズ・レインボー」も明かされ、次巻の宿命の相手 砦との戦いが楽しみな展開。

曙も試合で塩まいて立合ったらプロレス的には勝ちだったのだけどな。

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2004-05-22

曽田正人「capeta カペタ」4巻

この作者のマンガはとても真っ直ぐなところが嬉しい。
題材が自転車ロードレースだったり消防官だったりバレエダンサだったりするけれど、常に主人公の揺らぎない真っ直ぐな視線が気持よいのですよ。

その中でも「モータースポーツ」を題材にしたのがこの作品。
1巻の冒頭ではいきなりF1、フェラーリのコックピットにおさまった主人公カペタの姿が描かれ、一気に持っていかれてしまいました。4巻ではカートで生涯初めてのレースが舞台になっています。これからカペタはどのようにして高みへと上っていくのだろうか。

僕がF1を最初に見始めたの1990年の日本グランプリだったと思う。
ベネトンの1・2フィニッシュで終わったレースの後で、いいオヤジって感じの少し頭の薄いロベルト・モレノが表彰台の上で大泣きしているのを見て、「うわー何か凄いものを見てしまったよ」と感じた記憶があります。

さて明日はモナコグランプリ決勝だ!

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